転職先を探すとき、前の職場より少しでもいい所に行きたいという気持ちがありますよね。
次こそは長く働き続けられるようにしたいと思うと、たくさん求人がある中で、一体どうやって探せばいいか、ほんとうに悩みますよね。
【体験談】私の場合はこうやって転職先を決めました
私は2度転職しています。
1度目の転職
1度目の転職では、当時、直接病院のホームページを見て応募する、ハローワークを利用する以外の転職方法がよくわからなかったので、ハローワークを利用することにしました。
ハローワークでの流れ
すぐに就職する意志がなかったので、まずは失業手当をもらえるように手続きしました。
失業手当の給付を受けるためには、就職活動をしないといけないので、指定の日までに、決められた回数の求職活動(ハローワークに行ってインターネットで求人検索)をしながら過ごす日々。
いよいよ転職したいと思い出した時期に、まじめにハローワークで候補を探しました。
ハローワークの情報では少ないため、あとは自分でホームページからも情報収集をして面接を受ける病院を決定!
求人情報の見方もあまりよくわからなかったので、以下の部分を重視して決めました。
- 休日数が多いこと
- 月収が前の職場より高いか、同じ程度
- 病院の場所
給料については、総支給額の目安や夜勤手当くらいしかわからなかったので、具体的に基本給がいくらで、その他の手当などは全く意識していませんでした。
ちなみに退職後、4か月くらいは働いていなかったので、3か月の待機期間を経て、給付金(一回分)と早期就職手当がもらえましたよ。
2度目の転職
2度目の転職では、友人の勧めもあり、転職サイトを利用してみました。
看護師転職サイトの流れ
まずは、インターネットで会員の登録しました。
すると、コンサルタントより翌日くらいには電話がかかってきます。
初めに就職希望時期、希望条件を伝えると、条件にあう病院をいくつかピックアップして、紹介してくれます。
その中から面接を受けたい病院を決めました。希望にあわない場合は、再度探してもらえます。
その際、病院の求人情報には載っていない情報(時間外の勉強会の頻度などの情報)を教えてくれて、とても助かります。
また、面接などでは聞きにくい具体的な給与額、残業時間、有給消化率などについてコンサルタントの人を通じて質問し、代わりに聞いてもらえました。
私の場合は、転職時期や、希望の診療科、働きたい地域などはっきりしていたので、よく噂で聞いていたようなコンサルタントの人からの頻回な連絡は、気になりませんでした。
時期や希望などがはっきりしていないと、コンサルタントの人から、何度も連絡がくるのがしんどくてやめたという話も聞きますので、ゆっくり転職先を探したい人にとっては、合わないこともあるかもしれません。
これから転職をする皆さんには、より希望に合う病院を見つけていただきたいと思います。
転職先はどこで探せる?
転職先を探すのは以下のような方法があります。
自分で探して、直接応募する(インターネット、雑誌、新聞など)
メリット…行きたい職場が決まっていれば短期間で入職できる。
デメリット…決まっていない場合は、転職先の情報を自分で調べるには限界があり、情報が少ない。
ハローワークを利用する
メリット…登録しておくことで転職先を探しながら、失業保険手当を受け取ることができます。給付条件がありますが(^-^;)ちなみに、公務員は失業保険は受け取れません。
デメリット…決められた日にハローワークに行かなければいけない。就職活動をしているという実績が必要。求人情報数が少ない。
看護協会のナースセンターを利用する
メリット…窓口に行けば、アドバイスをもらえる。
再就職までのブランクがある場合は、復職支援などの制度がある。
デメリット…アドバイスをもらうためには、直接窓口に行かないといけない。
ナースセンターのインターネット検索サイトで探し、施設への求人は直接応募しなければいけない。
看護師転職サイトを利用する
メリット…登録することで、非公開の求人情報がわかる。
希望に合った求人情報を探してくれる。
就職活動を代行してくれる。(希望条件の交渉や、面接の日程調整など)
デメリット…登録後、電話やメールが頻繁にかかってくる。
希望しない求人を勧められることがある。
小規模の病院の求人紹介が少ない。
以下のサイトが有名ですね。参考にしてみてくださいね。
求人情報の見方とは?
転職先を探す際、求人情報に書かれている内容をみる際、一番注目するのが、給料やボーナスなどではないでしょうか。
より自分の希望条件に合う病院を探すためには、求人情報をしっかり理解しておくことが大切です!
求人情報に記載されている内容について説明しますね。
給料
総支給額(月給)だけで判断してしまいがちですが、基本給+諸手当の内訳をよく見ましょう。ボーナス(賞与)の有無と支給率についても合わせて見ましょう。
看護協会のデーターでは、夜勤手当の平均額は、準夜勤4149円、深夜勤5066円、2交代夜勤10999円です。
①基本給が安く、夜勤手当が高い場合
メリット…夜勤回数が多いほど、月の給料はアップします。
デメリット…夜勤回数が少ないと極端に給料が減少します。日勤のみの勤務になると月の給料が少ないです。
②基本給が高く、夜勤手当が低い場合
メリット…基本給が高いので、夜勤回数が少なくても給料は安定しています。
デメリット…夜勤手当が少ないので、夜勤回数が増えても、給料が大幅に増えることはありません。
私の場合は、最初の転職の際は、行きたい転職先を選んでから、総支給額を見たので、あまり考えずに①のパターンの病院に就職しました。
基本給が安く、夜勤は2交代で13000円/回でした。月5回~6回していたので、総支給額は以前の職場と変わりはありませんでした。
ボーナスの支給率5ヶ月分でしたが、基本給が低いため、実際にもらう金額は少なかったです。
また、退職金も基本給をもとに計算されることが多いため、かなり少なかったです。(^-^;
今働いている病院は、基本給がすこしだけ高めで、夜勤手当は準夜勤5000円/回、深夜勤務6000円/回、二交代11000円/日程度ですが、給料はほぼ毎月同じくらいの額で安定しています。
注意しておきたいのは、ボーナス(賞与)です。必ず支給されるものではありませんので、求人情報に記載されているか必ず確認しましょう。
記載がない場合は面接前に確認しておくといいですね。
休日
4週8休、週休2日制、完全週休2日制など様々な方法で書かれています。それぞれの言葉の意味を説明していきますね。
4週8休
4週間で8日休めるということです。そのため、必ず週2回休みがあるということではありません。週1回の休みしかない週もあります。
週休2日制
週に2回のお休みがある週が、1ヶ月に1回以上あることを言います。
週休2日制は、月5日以上のお休みがあることしか示していません。
完全週休2日制と混同しやすいので注意が必要です!
完全週休2日制
必ず週に2回のお休みがあることを言います。ただし曜日は固定されておらず、連休とは限らないのが特徴です。
休日の考え方については、年間休日数も参考に考えるといいと思います。
看護師の年間休日は 平均115日とされています。
病院により、祝日を休日と認めていない病院もありますので、休日が少ない病院もあるので、詳細を見るようにしてください。
また、年間休日数を記載している病院はありますが、有給消化率については記載されているところは少ないです。
夜勤体制
夜勤体制については、3交代制、2交代制、両方からどちらか選べるという3パターンの種類があります。
それぞれのメリット、デメリットについて説明します。
3交代制
メリット…夜勤の中で最も勤務時間が短い。
デメリット…病院によって深夜勤務の前が、休日、半日日勤、日勤の場合があり、病院によって勤務の組み方が異なる。
深夜勤務の前が休日であったり、準夜勤務のあとが休日として勤務が組まれるので丸一日休めるという日が月に数回しかない。
・長時間の勤務は集中力や体力がもたない
2交代制
メリット…3交代と比べ、一度に2回分の夜勤をするため、丸一日休める日がある。連休が取りやすい。
デメリット…家を空ける時間が長いため、子育て中の看護師にはあまり向かない。
長時間の勤務になるため、集中力が続かない人には向かない。
・長時間の集中力と体力が持つ人
両方からどちらか選べる
メリット…ライフスタイルに合わせて、途中からでも勤務体制の変更ができる。
デメリット…2交代と3交代の両方の勤務者が混在しているため、申し送りが2回あるため、2交代の看護師は仮眠が取りにくい。
残業時間
残業時間についても、直接は聞きにくいので転職サイトを利用する人はコンサルタントに聞いてもらうといいと思います。
記載されていることは少ないです。
教育体制
スキルアップのための転職であれば、ここはしっかり確認しておくといいと思います。
特に大学病院、総合病院などの大きな病院は、教育体制が確立している所が多いので、学べる機会が多くあります。
しかしその分、時間外の研修などが多いので、できるだけ早く帰りたいという人には、働きにくいかもしれません。
こちらについても、転職サイトを利用する人はコンサルタントに聞いてもらうといいと思います。
まとめ
希望条件すべてを満たす病院はまずありません。
例えば、給料が高いところは、忙しく残業が多いことがありますし、残業が少ないところはさほど忙しくないかわりに給料は安いなど、一長一短です。
何を重視するかを決めて、探していくことが大切ですね。
転職先を探すのは、今後の人生に大きく影響するので、慎重に行いましょう。
求人情報についてもしっかりと読み込み、納得した上で、後悔のない選択ができるといいですね。
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